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試験情報

令和8年度 中小企業診断士試験の日程・変更点|口述廃止と申込ポイント

令和8年度(2026年度)中小企業診断士試験の試験日・申込スケジュール・口述試験廃止などの変更点を、現役診断士監修で整理。1次は8月1〜2日、2次筆記は10月25日に実施予定。受験準備に必要な情報をまとめて確認できます。

令和8年度(2026年度)の中小企業診断士試験は、1次試験が 8月1日(土)・2日(日)、2次試験(筆記)が 10月25日(日) に実施予定です。最大の制度変更は 2次試験の口述試験が廃止 され、筆記試験の合格をもって2次合格が確定する点です。

この記事では、令和8年度の試験日程、申込手続き、令和7年度からの変更点、口述廃止の影響までを、これから受験する方が押さえるべきポイントに絞って整理します。

令和8年度 中小企業診断士試験の全体スケジュール

令和8年度の試験は、例年通り1次試験と2次試験の二段階方式で実施されます。受験申込から最終合格発表までの大まかな流れは次の通りです。

年間スケジュール一覧

時期 イベント
4月23日(木) 1次・2次試験 受験申込開始(インターネット申込のみ)
5月27日(水) 1次・2次試験 受験申込締切
8月1日(土)・2日(日) 1次試験 本番
9月1日(火) 1次試験 合格発表
10月25日(日) 2次試験(筆記)本番
令和9年1月13日(水) 2次試験 最終合格発表
令和9年2月以降 実務補習・実務従事

申込から最終合格発表まで約9か月、実務補習を含めれば1年近くにわたる長期戦です。年1回のチャンスを逃さないよう、申込開始のタイミングで手続きを済ませておくと安心です。

1次試験の試験会場

1次試験は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇など全国主要都市で実施されます。会場の指定は申込時の希望をもとに割り振られ、受験票で正式な会場が通知されます。地方在住の方は宿泊を伴う遠征になるケースもあるため、早めの計画が重要です。

令和8年度の最大の変更点:2次試験の口述廃止

令和8年度から、2次試験の 口述試験が廃止 されます。これまでは2次筆記試験合格者を対象に1月中旬の口述試験が実施され、それを通過することで2次最終合格となっていました。令和8年度以降は 筆記試験の合格をもって2次試験合格が確定 します。

旧制度との比較

項目 〜令和7年度 令和8年度〜
2次筆記試験 10月下旬に実施 10月下旬に実施(変更なし)
2次口述試験 1月中旬に実施 廃止
最終合格判定 筆記合格+口述合格 筆記合格のみで確定
最終合格発表時期 1月下旬 1月中旬

口述試験は例年、合格率が99%超とほぼ全員が通過する形式試験でした。それでも遠方から東京会場へ出向く必要があり、受験生の負担となっていた面があります。今回の廃止により、地方在住者の経済的・時間的負担は軽くなる見込みです。

口述廃止の実務的な影響

  • 遠征コストが消える:交通費・宿泊費が不要になり、家計負担が軽減
  • 学習計画が立てやすい:筆記後すぐに実務補習・登録準備に意識を切り替えられる
  • 「口述で落ちる不安」がなくなる:心理的プレッシャーから解放される

一方で、筆記試験の合否が即時に最終結果となるため、筆記試験の比重がさらに高まる とも言えます。これまで以上に筆記答案の精度を高める対策が求められます。

1次試験の科目構成と試験時間(令和8年度)

1次試験は7科目で構成され、すべてマークシート方式です。科目構成・配点・試験時間に令和7年度からの変更はありません。

1次試験7科目

試験日 科目 試験時間 配点
1日目(8月1日) 経済学・経済政策 60分 100点
1日目 財務・会計 60分 100点
1日目 企業経営理論 90分 100点
1日目 運営管理 90分 100点
2日目(8月2日) 経営法務 60分 100点
2日目 経営情報システム 60分 100点
2日目 中小企業経営・中小企業政策 90分 100点

合格基準は 総点数の60%以上(420点以上)かつ40点未満の科目がない ことです。1科目でも40点を割ると、他科目の得点に関係なく不合格となる足切り制度には注意が必要です。

科目合格制度の活用

60点以上得点した科目は、翌年・翌々年の試験で免除申請ができます。働きながら学習する方は2〜3年計画で7科目を分割して攻略するケースも多く、令和8年度受験者で過去2年に科目合格している方は、引き続き免除制度を利用できます。

ただし、科目免除には 判定母数が減るため残り科目で確実に60%を取らねばならない という側面もあります。得意科目をあえて受け直して総点数の余裕を作る戦略も有効です。

2次試験の構成と令和8年度の注意点

2次試験(筆記)は4事例の記述式試験で、令和8年度も10月25日(日)に1日完結で実施される見込みです。

4事例の構成

事例 テーマ 試験時間 配点
事例Ⅰ 組織・人事 80分 100点
事例Ⅱ マーケティング・流通 80分 100点
事例Ⅲ 生産・技術 80分 100点
事例Ⅳ 財務・会計 80分 100点

各事例で2,000〜3,000字程度の与件文(架空企業のケース)が示され、4〜5問の設問に対し40〜200字程度で記述解答します。事例Ⅳは計算問題が中心です。合格基準は 総点400点中240点以上(60%)かつ40点未満の科目がない こと。

口述廃止に伴う準備の変化

これまで筆記合格発表後の2か月弱は口述対策に充てる受験生も多くいましたが、令和8年度以降は 筆記後すぐに実務補習の準備や登録手続きの情報収集に着手 できます。合格を確信できる出来であれば、12月中に実務補習の申込検討まで進めるのは実利的なメリットです。

受験申込手続き:インターネット申込のみ

令和7年度から申込方法は インターネット申込のみ に統一されており、令和8年度も同様です。書面申込・郵送申込は廃止されているため、Web上で完結する手続きに慣れておく必要があります。

申込に必要なもの

  • 顔写真データ(規定サイズ)
  • 受験料の決済手段(クレジットカード/コンビニ払い等)
  • 受験申込ページのアカウント
  • 連絡用メールアドレス

受験料の目安

区分 金額(税込)
1次試験 受験料 14,500円
2次試験 受験料 17,800円
合計(同年に両方受験) 32,300円

申込締切間際はサーバー混雑が起こることもあるため、5月中旬までに余裕を持って手続き を済ませておくのがおすすめです。受験票は試験日の3週間前ごろにダウンロード可能になります。

令和7年度・令和8年度の主な変更点まとめ

ここ2年で続いている制度変更を整理しておきましょう。

令和7年度に変わったこと

  • インターネット申込への完全移行:書面・郵送申込が廃止
  • 試験案内の電子化:紙の試験案内冊子の配布が縮小

令和8年度に変わること

  • 2次試験 口述試験の廃止:筆記合格=2次最終合格に
  • 最終合格発表の前倒し:1月中旬に発表(口述実施分の期間が短縮)
  • 実務補習・実務従事への移行が早まる:年度内に着手しやすい

これらの変更は、いずれも 受験生の物理的・心理的負担の軽減 を狙ったものと位置付けられます。年1回しかない試験のチャンスを最大限活かせるよう、制度の最新情報を踏まえて準備しましょう。

令和8年度受験者向け:今からの準備チェックリスト

学習面の準備

  • 1次7科目の 学習進捗を4月時点で棚卸し
  • 過去問演習は最低3年分(令和5・6・7年度)
  • 模試・答練のスケジュールを年間カレンダーに落とし込む
  • 2次試験の事例別「型」作りに着手(特に事例Ⅳ)

手続き面の準備

  • 4月23日の申込開始日をカレンダーに登録
  • 顔写真データを規定サイズで用意
  • 受験料の決済手段を決定
  • 受験会場の希望順位を整理(地方在住者は宿泊先も視野に)

直前期の戦略

口述廃止により、筆記試験本番が「最後の関門」 となります。10月25日に向けて、9〜10月は本番形式の80分演習を週次で組み込み、時間配分・解答プロセスを身体に覚え込ませる時期にしましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 令和8年度から本当に口述試験はなくなるのですか?

A. はい。中小企業診断士協会連合会の発表により、令和8年度の2次試験から口述試験は廃止され、筆記試験の合格をもって2次試験合格となる見込みです。詳細は受験案内の最新版をご確認ください。

Q. 口述廃止で2次試験は易しくなりますか?

A. 口述試験は形式的な確認に近い試験だったため、制度変更で2次試験全体が易化したとは言いにくいでしょう。合否は筆記試験で決まる構造はこれまでも実質的に同じで、筆記対策の重要性が変わるわけではありません

Q. 過去に1次に合格していて令和8年度に2次のみ受験する場合、何か影響は?

A. 1次試験合格者は合格年と翌年の2回まで2次試験の受験資格があります。例えば令和7年度1次合格者は令和8年度の2次受験が可能で、口述廃止の恩恵を受ける形になります。

Q. 試験会場は選べますか?

A. 申込時に希望の試験地を選択できます。最終的な会場は受験票で通知されます。地方の方は会場が遠方になるケースもあるため、宿泊予約は早めに行うのがおすすめです。

Q. 受験申込はいつから始めれば間に合いますか?

A. 4月23日の開始日に手続きを完了するのが理想ですが、5月初旬までに済ませれば問題ありません。締切直前は混雑する傾向があるため、余裕をもって動きましょう。

Q. 令和8年度の試験範囲や出題傾向に変更はありますか?

A. 1次・2次ともに大幅な出題範囲の変更は予定されていません。経営情報システムでのAI関連や、中小企業経営・政策での白書アップデートなど、年度ごとの細かな差分は通常通り発生します。

まとめ

  • 令和8年度の中小企業診断士試験は、1次が8月1日・2日、2次筆記が10月25日 に実施予定
  • 最大の変更は 2次試験の口述試験廃止。筆記合格で2次合格が確定
  • 申込は インターネットのみ、4月23日開始・5月27日締切
  • 受験料は1次14,500円・2次17,800円(合計32,300円)
  • 口述廃止で筆記試験の比重がさらに高まり、10月25日の本番に向けた準備が合否を左右

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出典・参考

  • 一般社団法人 中小企業診断協会/日本中小企業診断士協会連合会 公式発表(令和8年度試験実施スケジュール)
  • 経済産業省・中小企業庁 公式情報
  • 過年度(令和5・6・7年度)試験結果データ
2026年4月29日11分で読めます
監修:中小企業診断士 久保谷太志執筆:診断士エアポート 編集部
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